郷土館のあゆみmuseum history
特別展示室(大ホール)のあゆみ ~登録有形文化財 旧青森銀行本店~
青森県立郷土館の特別展示室(大ホール)は、昭和6(1931)年に建設された第五十九銀行青森支店、のちの旧青森銀行本店の建物です。
この建物に隣接して常設展示室等の本館部分を建設し、昭和48(1973)年に開館しました。
平成16(2004)年、旧青森銀行本店部分は歴史的建造物(造形の規範となっているもの)として、国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。 |
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昭和6(1931)年11月24日 | 第五十九銀行青森支店として新築落成。 |
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昭和18(1943)年10月1日 | 板柳銀行・八戸銀行・第五十九銀行・津軽銀行・青森銀行の五行が合併し、新しく発足した青森銀行の本店となる。 |
昭和20(1945)年7月28日 | 青森空襲で市内の建築物の多くが焼失するも、類焼を免れる。 |
昭和44(1969)年4月1日 | 青森銀行本店が新築移転することに伴い、旧本店の建物が県に譲渡される。 |
昭和48(1973)年9月20日 | 青森県立郷土館開館。特別展示室(大ホール)として使用開始。 |
平成16(2004)年2月17日 | 旧青森銀行本店部分が国の登録有形文化財(建造物)に登録される。 |
青森県立郷土館のあゆみ
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- 昭和42年度(1967年4月-1968年3月)
- ◇昭和42年11月4日
青森県明治百年記念事業審議会より「明治百年を記念して、郷土を愛し、科学する心を養う教育機関として、郷土館を設置すべきである」と、竹内俊吉県知事に答申。
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- 昭和43年度(1968年4月-1969年3月)
- ◇昭和43年10月
前年の答申を受け、竹内県知事が「県立郷土館」建設を決定。
◇昭和44年3月
現在地を買収。
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- 昭和44年度(1969年4月-1970年3月)
- ◇昭和44年4月
青森銀行より、昭和6(1931)年建築の旧本店の建物を譲渡される。
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- 昭和45年度(1970年4月-1971年3月)
- ◇昭和45年4月
青森県立図書館内に郷土館開設準備室発足。 - ◇昭和45年8月
開設準備室が、建設場所隣接地(現駐車場)の青森銀行本店管財庫に移転。資料収集を開始。 - ◇昭和45年11月
本館新築工事起工。
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- 昭和47年度(1972年4月-1973年3月)
- ◇昭和47年11月
本館新築工事竣工。展示室整備・資料搬入開始。
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- 昭和48年度(1973年4月-1974年3月)
- ◇昭和48年4月1日
青森県立郷土館条例施行により青森県立郷土館が設置される。
◇昭和48年9月20日
開館式が挙行され、翌21日より一般公開(第1から第6までの常設展示室6室、特別展示室〈大ホール〉、特別展コーナーで構成)。
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- 昭和50年度(1975年4月-1976年3月)
- ◇昭和50年7月23日
入館者数が30万人に達する。
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- 昭和51年度(1976年4月-1977年3月)
- ◇昭和51年
りんご百年を記念し、特別展示室(大ホール)の一部にりんごに関する展示コーナーを開設。
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- 昭和52年度(1977年4月-1978年3月)
- ◇昭和53年1月
特設展コーナー(りんごと青森県)が設置される。
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- 昭和53年度(1978年4月-1979年3月)
- ◇昭和54年1月
第5(青森県の未来)展示室を全面展示替え。
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- 昭和55年度(1980年4月-1981年3月)
- ◇昭和55年5月
入館者数が50万人に達する。
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- 昭和58年度(1983年4月-1984年3月)
- ◇昭和58年10月
開館10周年記念特別展「青森県の文化財展」を開催。
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- 昭和59年度(1984年4月-1985年3月)
- ◇昭和59年11月
展示案内「青森県立郷土館総合案内」を刊行。
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- 昭和63年度(1988年4月-1989年3月)
- ◇昭和63年7月
第5(青森県の未来)展示室を大規模展示替え。パソコンシステムを導入。
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- 平成元年度(1989年4月-1990年3月)
- ◇平成元年7月
入館者数が100万人に達する。
◇平成2年1月
第3(歴史)展示室を大規模展示替え。
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- 平成2年度(1990年4月-1991年3月)
- ◇平成3年1月
第2(自然)展示室を大規模展示替え。
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- 平成3年度(1991年4月-1992年3月)
- ◇平成3年6月
宇鉄遺跡出土品559点が、国の重要文化財に指定される。
◇平成4年1月
第1(考古)展示室を大規模展示替え。
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- 平成4年度(1992年4月-1993年3月)
- ◇平成5年1月
第4(民俗)展示室を大規模展示替え。
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- 平成5年度(1993年4月-1994年3月)
- ◇平成5年9月
開館20周年記念特別展「漆の美展」を開催。
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- 平成7年度(1995年4月-1996年3月)
- ◇平成7年6月
大石平遺跡出土品198点が、国の重要文化財に指定される。
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- 平成8年度(1996年4月-1997年3月)
- ◇平成8年
りんごと青森県の展示室を大規模展示替え(翌9年度まで)。
◆土曜セミナー、ミュージアム探検隊(郷土館おもしろクイズから名称変更)開始。
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- 平成10年度(1998年4月-1999年3月)
- ◇平成10年
第5(青森県の未来)展示室を大規模展示替え。
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- 平成11年度(1999年4月-2000年3月)
- ◇平成12年1月
第2(自然)展示室を大規模展示替え。
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- 平成12年度(2000年4月-2001年3月)
- ◇平成13年3月
第3(歴史)展示室を大規模展示替え(第1次)。
◆夏休みこどもの国開始(夏休みこども教室から名称変更)。
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- 平成13年度(2001年4月-2002年3月)
- ◇平成13年12月
第7(先人)展示室を新設。
*併せて展示室の名称を一部変更。
・特設展コーナー「りんごと青森県」を第5展示室に。
・第5(青森県の未来)展示室を第6展示室に。
・第7(先人)展示室。
・第6(風韻堂)展示室を第8展示室に。 - ◇平成14年3月
第3(歴史)展示室を大規模展示替え(第2次)。
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- 平成14年度(2002年4月-2003年3月)
- ◇平成14年8月
入館者数が150万人に達する。
◇平成15年3月
第3(歴史)展示室を大規模展示替え(第3次)。
◆自然観察会開始(親子自然観察会から名称変更)。
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- 平成15年度(2003年4月-2004年3月)
- ◇平成15年6月
開館30周年記念展「青森県の文化財」を開催。
◇平成15年7月
開館30周年記念展「蝦夷錦と北方交易」を開催。
◇平成16年2月
旧青森銀行本店部分(現特別展示室<大ホール>)が国の登録有形文化財(建造物)に登録。
◇平成16年3月
第3(歴史)展示室を大規模展示替え(第4次)。
◆調べ学習応援団、移動博物館、づぐり回し大会開始。
※移動博物館は、後に学校の授業での実施分を出前授業に変更。
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- 平成16年度(2004年4月-2005年3月)
- ◇平成17年3月
第3(歴史)展示室を大規模展示替え(第5次)。
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- 平成17年度(2005年4月-2006年3月)
- ◇平成18年3月
第6(青森県の未来)展示室を大規模展示替えし、郷土学習室「わくわくたいけんルーム」を新設。
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- 平成21年度(2009年4月-2010年3月)
- ◆あおもり街かど探偵団開始。
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- 平成22年度(2010年4月-2011年3月)
- ◇平成22年4月
入館者200万人に達する。
◇平成23年3月
11日 東北地方太平洋沖地震発生。青森市の震度は4。
12日 当館は地震による被害はなかったものの、停電により臨時休館。
19日 節電対策として、「新収蔵展2010」を打ち切り、年度内を臨時休館。
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- 平成23年度(2011年4月-2012年3月)
- ◇平成23年4月1日
東日本大震災の影響で4月13日まで臨時休館。
◇平成24年2月1日~~平成24年3月31日
工事休館。
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- 平成24年度(2012年4月~2013年3月)
- ◇平成24年4月1日
指定管理者制度を導入。
◇平成25年3月
展示案内「海を行き交う人々」を刊行。
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- 平成25年度(2013年4月~2014年3月)
- ◇平成25年9月
特別展「郷土館開館40周年記念 平尾魯仙~青森のダ・ヴィンチ~」を開催。
◇平成26年3月
第7(先人)展示室を大規模展示替え。
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- 平成26年度(2014年4月~2015年3月)
- ◇平成26年11月
耐震補強のため、特別展示室(大ホール)天井改修工事を実施。
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- 平成27年度(2015年4月~2016年3月)
- ◆土曜セミナー特別講座「青森の達人」開始。
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- 平成28年度(2016年4月~2017年3月)
- ◇平成28年4月25日
青森県立郷土館デジタルミュージアム(ホームページ)の本格利用を開始。
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- 平成29年度(2017年4月~2018年3月)
- ◇平成29年7月24日~平成29年8月27日
収蔵庫空調設備等改修のため、常設展示室を閉鎖。特別展は継続して開催。
◇平成29年8月28日~平成30年3月31日
全面休館
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- 平成30年度(2018年4月~2019年3月)
- ◇平成30年4月1日
前年度の設備等改修工事の完了に伴い、営業を再開。再開記念イベント(バックヤードツアーなど)を実施。
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- 令和2年度(2020年4月~2021年3月)
- ◇令和2年4月11日~5月20日
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため臨時休館。
◇令和2年6月
郷土館や郷土館所蔵資料を紹介する動画コンテンツを制作し、動画投稿サイトYouTubeで「キョドチャンネル」として公開開始。 - ◇令和2年10月20日~
建物に耐震診断基準の目標値を下回る部分があることが判明し、臨時休館。
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- 令和3年度(2021年4月~2022年3月)
- ◇令和3年4月1日
休館中のため、指定管理者による管理から県の直接管理に移行。
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- 令和5年度(2023年4月~2024年3月)
- ◇令和5年9月20日
開館50周年を迎える。