ふるさとの宝物

ナウマンゾウ臼歯 |ナウマンゾウキュウシ

分野:自然


展示の有無:第2展示室

時代:新生代第四紀後期更新世

所有者:青森県立郷土館

サイズ:20×25

学名:Palaeoloxodon naumanni (Makiyama)

採集地:東通村尻労(日鉄鉱業尻屋鉱業所の石灰岩運搬坑道内)

受入番号:1856‐1-0


1970年(昭和45)、東通村尻労の石灰岩運搬坑道の工事中に発見されました。石灰岩の割れ目を埋める堆積物中から多くの臼歯・牙が産出し、その中で最大の臼歯化石です。これらの化石の一部について年代測定を行ったところ、3万年前頃のものであるという結果が得られています。ナウマンゾウは、43万年前の日本列島が大陸と陸続きでった時期にわたって来たと考えられており、2万年前までに絶滅したようです。大きなもので現在のアジアゾウほどの大きさがありましたが、ゾウとしては小~中型であったと考えられています。

ナウマンゾウ臼歯
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