ふるさとの宝物

縄文式尖底土器 |ジョウモンシキセンテイドキ

分野:考古


展示の有無:展示なし

時代:縄文時代早期

所有者:青森県立名久井農業高等学校

遺跡所在地:三戸郡南部町大字森越字館野

文化財指定:県重宝

受入番号:0‐0-0


口縁部に8単位の突起があり、突起の下には短い縦長の粘土紐が貼り付けられています。突起の間には横長の透かしが施されます。器形は底部から外開きに直線的に立ち上がり、頚部で屈曲しています。胴部には貝殻条痕がつけられ、頚部と胴下部にそれぞれ一条の粘土紐が廻ります。ロ頚部には先端が板状の道具で、2段ないし3段の刺突文が施され、さらにその上下の空間を同様の工具の押引文で埋めています。縄文時代早期後半に関東地方の茅山式土器の強い影響を受けてつくられた土器です。

縄文式尖底土器
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